2011年 04月15日(Fri) [長年日記]
_ [TCG][MTG]昔語り - プロツアーNY'98予選(その5)
さて、決勝ラウンド準々決勝の相手は良く覚えていない。ドラフトの時点で相手のデッキが弱い事が分かっていたので、わりと気軽に戦えたのだ。もちろん問題なく勝利して準決勝へと駒を進めた。
準決勝の相手は予選ラウンドでも戦った東京の人である。まさに予想通り。プロツアーには2位まで出場できるので、この戦いが事実上のクライマックスであった。
戦いはやはり熾烈を極めた。この戦いが予選中最も厳しく、最も追い詰められた試合でもあった。勝てばプロツアーというプレッシャーと、ルールによるサドンデスを防ぐための気苦労で、精神的疲労は極限にまで達していた。そのせいで一度だけ小さなミスを犯し、相手はすかさずジャッジにアピールしたが、些細な事だったのでペナルティは何も無かった。
そしてついに私の統べる飛行軍団が相手のライフを奪い取り、私はプロツアー出場権を手にすることができた。歓喜の瞬間だった。とうとう目標を達成したのだ!
喜びを噛み締めてまもなく、決勝の時間がやってきた。もちろん決勝で敗れてもプロツアーには出場できる。しかし優勝するとNYまでの往復航空券が貰えることになっていた。単純に考えて出費が10万円ぐらいは違うので、負けるわけにはいかない。
続く。
今回はちょっと短め。一応次回で終わる予定。