日記のような何か

_ [長文ネタ]B級グルメ

最近良く聞くようになったB級グルメという言葉。何を持ってB級と称するかは各々違うようで、質より量を重視する人もいれば、一級品では無いが無視できない個性を持つ料理をB級グルメと称する人もいる。

特にご当地グルメ関係はB級グルメと呼ばれるものが多く、言われてみると愛知だとあんかけスパや台湾ラーメン等が該当するように思う。

さて、最近私がB級グルメと聞いて思い浮かぶのが、丸源というラーメン屋の肉そばである。愛知生まれのラーメン屋ではあるが、フランチャイズ展開をしているので東京や大阪にも出店しているらしい。ここ最近の流行のラーメン屋はとんこつ系が主流なので、醤油ベースであっさり目の肉そばは新鮮に感じられる事もあって気に入っている。

他のB級グルメはというと同じくラーメンで恐縮ではあるが、麺屋ここいちのカレーラーメンであろうか。ココイチといえばこれまた愛知出身のカレー専門店であるが、そのココイチが新たに作ったカレーラーメン専門店が麺屋ここいちである。残念ながら愛知にすら数件しか存在せず、東京は新宿に1件しかないレアな店である。

最初は物珍しさから入ってみたお店ではあるが、食べてみると予想外に美味しくて吃驚した覚えがある。ココイチと同じようにトッピングが可能であり、やろうと思えば納豆チーズカレーラーメンなんてのも頼む事が出来る。私は何故か食指をそそられないが。

しかしながら愛知最大のB級グルメラーメンといえば、何といっても大須にあるふぁーめんであろう。なんて自信たっぷりに書いてみたが、実は私はまだ行った事が無い。何故ならば昨日初めてその店の事を知ったからだ。それでもここに書くには理由がある。そこにラーメン屋があるからだ。違った。このラーメン屋の店長がロボットだからである。

なんといつの間にやらロボットが店長をする時代になっていたのだ。これが時代の進歩というやつか。しかも聞くところによると副店長もロボットらしい。インド人も二度吃驚。いやインド人とラーメンは関係無いし、ここは日本だ。

しかもこのロボット達、お飾りとかではなくてきちんと調理もするらしいのだ。店長が麺を茹で、副店長がスープを用意したり、トッピングしたりするのだとか。とすると、湯切り時にはもちろんこんな光景が見られるのではないか。

「たいたんぱー」
「あー店長。揺する方向が違うがな。こう縦に振らんかい。縦に。」
「まるちぷるたいたんぱー」
「だ、か、ら。何で横に揺するねん。」

などと適当に書いてみたが、どうも手が空いている時は本当にロボット漫談なるものをやるらしい。ロボット侮りがたし。しかしロボット漫談ってどんなものなのだろう。やはりC3POとR2D2みたいな二人組が出てくるのだろうか。

「いや〜、ラーメンつくるちうのも腰にくるようになりましたわな。」
「ピロピロピコピコ」
「それはキミ、今言わなあかんことか？ 今はラーメンの話をしとるんや。」
「ピロピロピコピコ」
「ほうほう……うん、そやからそれはエアロスミスやないか。」

パクリはいかんぞ、パクリは。あともちろん上記は全て行っていないが故の想像であり、実際のロボットの姿を見て例え落胆しようとも、当方では一切責任を負わないのであしからず。