2009年 07月30日(Thu) [長年日記]
_ [長文ネタ]蝉は雨の日も鳴く
先日会社から帰ると、家の玄関前に蝉が仰向けで転がっていた。なにやらジタバタと暴れているが、死にかけているんだなと判断して放っておいた。
次の日の朝。会社に行こうとして玄関のドアを開けると、昨日と同じ場所に蝉が仰向けに転がっていた。動いていなかったので死んだのかと思って軽く蹴飛ばしたら、突然羽ばたいて飛んでいってしまった。つまるところ仰向け状態から戻れずにいただけらしい。
その次の日の朝は蝉の声で起こされた。蝉というと真夏のかんかん照りをイメージするが、雨でも鳴く蝉はいるのである。そりゃそうか。折角地中から出てきたのに、一週間雨が降り続いたせいで一度も鳴かずに終わってしまっては蝉も浮かばれまい。
もしかしたら助けた(?)蝉が恩返しのつもりで、雨の日に頑張って目覚まし代わりになってくれたのだろうか? もしそうなら蝉さんよ。次回は金銀財宝でお願いします。ところで実際に御伽噺の恩返しなんかで大金持ちになったら、税務署の方からお尋ねが来たりするんだろうか? 怖いお兄さんに囲まれて「この金はいったいどうしたんだ!」と詰め寄られたらどうしよう。
「蝉からもらったんです。」
「何ふざけた事言ってるんだ!」
「ですよねー。」
蝉さん、蝉さん。バレない程度の金額でお願いしますね。
しかし蝉というのはどうして同じ種類のものは同じような声で鳴くのか。多少音の高さや大きさに違いがあるやもしれぬが、どうしても同じように聞こえる。あの鳴き声はオスがメスにアピールするための手段ではなかったのか。もっと個性を出さんか。それともお前たちは皆が皆、隣と違っていると不安を覚える日本人のような習性なのか?
蝉A「ニャア、ニャアニャアニャアニャア。」
蝉B「何それ?」
蝉A「いや、普通に鳴くのは飽きたんだニャ。新境地を開拓するニャ。」
蝉C「なるほど、それはいい考えだワン。オレもやってみるワン。ワォーーーン。」
蝉A「ニャア、ニャア、ニャア。」
蝉C「ワン、ワンワンワンワン。」
蝉D「cock-a-doole-do.」
蝉B「何か変なの混じってないか?」
蝉A「あいつ、アメリカかぶれだからなぁ。」
うむむ、朝から動物の大合唱をされても迷惑だな。お前たちはブレーメンの音楽隊か。ちなみに蝉Bの鳴き声が無いのはロバの鳴き声をどう表現すれば良いか分からなかったからである。もし書けても多分読んでいる側には伝わらないだろうけど。
ちなみに蝉というのは種類によって鳴く時間帯が違い、例えばクマゼミなんかは午前中に、アブラゼミは午後に鳴く。したがって鳴き声を聞くとある程度時間帯が判別できたりするのだ。ついでに曜日も判別できれば面白いのだが。
蝉B「毎週日曜、朝8時専用の鳴き声ってのを考えてみました。」
ほほう。どんなのだ?
蝉B「オンドゥルルラギッタンディスカー!!」
蝉さんよ。それは鳴き声ではない。
ネタが古いよwww具体的に言うと5年半くらい前か?<br>しかしその鳴き声をするセミは最終的には不死にな・・・るまえに死ぬか、1年も生きてないもんな(ぉ
蝉の対話が妙に原住民チック(宇宙家族的な意味で)に見えてしまうのは夏の暑さのせいだな、うん(ぇ<br>てか、長文ネタはどうも反応しちゃうなぁw