2009年 07月28日(Tue) [長年日記]
_ [長文ネタ]どっちなんだ
エアギターなるパフォーマンスがある。簡単に言うとギターの弾き真似であり、有名ギタリストのモノマネ等を行って楽しむものと一般には解されている。
まあフィンランドの世界選手権でダイノジ氏が二連覇してからというもの、日本でも広く知られるようになったので、こんな解説も今更感があるが。
エアギターがわりと一般に浸透してきたせいか、ギターに限らず、何かのモノマネやパントマイムのことをエア○○と称する事も最近耳にするようになった。
例えばエアヴァイオリンならばギターの代わりにヴァイオリンの弾き真似を行うし、エアコンダクターならばすなわちこれ指揮者の振り真似である。エアチェアーならば空気椅子の事かと思いきや、ブレイクダンスの技名だったりするし、エアジョーダンはバスケットシューズである。ちなみにエアリーディングは現代日本人の必須スキルなので、皆きちんと習得するように。できないと比較的若い女子の人からKYとか言われるぞ。KYと言ってもどっかの新聞社が珊瑚に落書きしたイニシャルではない。念のため。
何故突然エアギターの話をしたかというと、この間会社の送別会でギターのネックを模したおもちゃを餞別として渡しているのを見かけたからである。
「何だこれ?」
「これはエアギターのおもちゃですよ。この横の部分から赤外線が出ていて、ギターを弾く真似をすると音が出るんです。」
赤外線というとあれか。「れえざあ光線が出てしまいました」ってヤツか。そんな事ができるのはR・田中一郎だけだ。
「でもエアギターってギターの弾き真似だろ? 音が出たらそりゃもう楽器じゃないか。」
「いやまあそうなんですけど、基本は用意されてる曲が流れてそれにあわせて弾く真似をするんです。エアロスミスとかディープ・パープルが入っているんですよ。」
しかし何故渡す方がそんなに嬉しそうな顔をしているんだ。渡される方は微妙な顔をしているではないか。
「あとこれ、MP3プレーヤーをつなげて外部スピーカーとしても使えるんですよ。」
「何だその如何にもいろんな用途に使えます。お得ですよ。みたいな言い方は。しかもそういうのって大抵無駄な機能だったりするよな。」
「他にもギターアンプにつないで大音量で遊ぶ事もできます。」
聞けよ。
「しかもですね。今日は姉妹品も持ってきました。」
そう言いながら紙袋の中から取り出したのは、子供向けマスコットキャラクターの描かれたおもちゃだった。
「こいつはエアギター ウクレレというものでして、さっきの子供向けバージョンです。」
その瞬間、周りで聞いていた全員がつっこんだ。
「ギターなのかウクレレなのかハッキリしろ!!」
最近の長文が地味に楽しみになってきてるおいらがここに(ぇ<br><br>ところでKYというと真っ先に「危険予知」が出てくるおいらとしては、えありーでぃんぐ的な意味合いでKYを使われるたびに首を傾げてしまうのですよ。歳かねえ。(ぇ
れえざあ光線とかピンポイントすぎるww