2004年 07月28日(Wed) JavaのGUIの歴史と現状(第4回) [長年日記]
_ 今日はJFaceの話。
_ JFaceは前回出てきたSWTをベースにより簡潔で有用なインターフェースやフレームワークを提供しているツールキットです。したがってSWTと同じくEclipseに付属しています。
_ JFaceを使うことの最大の利点はSWTのみを直接使うよりも簡単に高機能なアプリケーションを開発することができるという事でしょう。SWTがあくまでGUIを作成する小さな部品を提供しているだけなのに対し、JFaceはそれらを組み合わせたより扱いやすいクラスを提供してくれます。
_ ただしあくまでSWTをベースにしているので、JFaceを使いこなすにはSWTの知識も必要となるでしょう。
_ そんなJFaceの弱点は資料が書籍やWebにほとんど存在しない事でしょうか。SWTもまだまだ資料が少ないと感じましたが、JFaceの資料の少なさはSWTを軽く上回ります。
_ というわけで私もまだあまり理解していないので、JFaceの紹介はこの辺で終わり。次回はちょっと脱線する予定。