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日記のような何か

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2011年 03月25日(Fri) [長年日記]

_ [TCG][MTG]昔語り - プロツアーNY'98予選(その2)

その1はこちら

プロツアーNY'98のレギュレーションはリミテッド戦のため、プロツアー予選の予選ラウンドはシールド戦、決勝ラウンドはドラフト戦で行われる。

プロツアーNY'98予選のシールド戦のルールは「テンペスト」のスターター1つとブースター3つ。基本地形(土地)カードは5枚まで別途支給されるというものだった。

ちなみにこのルールでのシールド戦では普通、3色デッキとなる。何故ならば土地が足りないからだ。一般的にリミテッド戦ではデッキの40%を土地カードとするのがセオリーとされている。つまり40枚デッキを組むなら16枚は土地を入れる事が望ましい。

スターターには22枚の基本地形(土地)が封入されているが、MTGの基本地形は5種類(5色)存在するため、各色の土地は4枚か5枚しかない。これに支給される(好きな基本地形を選択できる)基本地形5枚を足しても、2色で組もうとすると16枚には届かない。したがって土地は3色になるのが普通であり、それならばということでデッキも3色となる場合が多い。

さて私の場合、「賞金かせぎ/Bounty Hunter」という強力カードがあったため1色目は黒で決定だった。問題は2色目以降なのだが、カードプールを見渡してみると赤のバランスがかなり良いようであった。

ためしに黒と赤(+アーティファクト)でデッキに入れる事ができる及第点以上のカードを集めてみると軽く25枚はあるようだ。そこでふと基本地形に目をやると、幸運にも黒と赤が5枚づつある。そして色マナは出ないものの、シャドー対策としてデッキに入れたい「シャドーの迷路/Maze of Shadows」がカードプールにあった。追加で土地を5枚投入すれば土地が16枚となって2色デッキが組めるのではないか?

2色でデッキを組む最大の利点は何といっても色事故の確率が減る事である。こうして私は黒赤の2色デッキを作り上げ、予選ラウンドを戦う事となった。

ちなみに予選ラウンド終了後、サイドボードのカードプールに「熱病のけいれん/Fevered Convulsions」を見つけて自分を激しく罵倒したのはここだけの話。デッキ構築時には何か効果を勘違いしていたようなのだが、どう考えてもデッキに入れない理由が見当たらない。これで良く予選を勝てたものだ。

続く


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