2013年 09月04日(Wed) [長年日記]
_ [その他]厳罰社会と監視社会の時代
たまには真面目な話でも。
佐々木俊尚さんのコンビニ冷蔵庫議論まとめ - Togetter
私の基本的な立ち位置は佐々木氏に近い。すなわち一連の騒動はバカが増えたわけではなくただ単に可視化されるようになっただけであり、確かに彼らは悪い事をしたのは確かだけど、皆でリンチにするような処罰の仕方は間違っているし、与えられる罰も重すぎるのではないかという立場。
人によっては違う感想を持つであろうし、お互い分かり合えるともあまり思わない。
ただ時代の流れとして厳罰化社会となりつつあるのは結構昔から感じていて、今回の騒動もその感覚通りの着地点だなとは思った。
むしろ怖いのはどうやらネットによって日本は過度な監視社会となってきているのではないかという危惧である。果たしてネットで他人を果敢に非難しているような人達は、その矛先が自分に向けられた場合を想像しないのだろうか? まあしないんだろうなぁ。
自分はそんな悪い事をしないから大丈夫って考えてる人も多いだろうけど、見逃せるレベルの悪かどうかを判定するボーダーでさえ未来永劫一定で無く、その場の空気で決まるって点は頭に入れておいた方が良いんじゃないかな?
そして何より怖いのは厳罰化と監視社会が相互に影響することによって、再チャレンジが困難な社会になっていくことだと思う。
非国民からバカッターへのシフトですね