2010年 10月21日(Thu) [長年日記]
_ [たんとくおーれ][たんとくおーれ攻略][ボードゲーム]そば仕え戦略とイベントカード
何度も書くがそば仕え戦略の一番の弱点はイベントカードである。特に悪癖*1はコストが安い割に効果が高い。何しろ4枚以上付けられた途端に全く勝ち目が無くなってしまう可能性すらあるのだ。従ってそば仕え戦略を選択する場合、
- 他のプレーヤーがそば仕え戦略を採用している
- 施設にクレール・サン=ジュスト*2が存在する
- 庭園*3を4枚集めてからでも逆転が可能な施設である
- 明確にトップを走るプレーヤーが存在する
- 他のプレーヤーがイベントカードの強さを知らない、慣れてない
の少なくともどれかを一つを満たす必要がある。
1.は他にもそば仕え戦略を採っているプレーヤーがいれば、攻撃が分散するので比較的大丈夫という理屈である。とはいえ4人中2人がそば仕え戦略を採っても、残り2人から全力で攻撃されて2人とも沈んでいくというケースはありうるので注意。またプレーヤー全員がそば仕え戦略を採用した場合、凄い早さで2山切れが発生する事があるため、攻撃する暇が無いなんてこともある。
2.は特に解説はいらないだろう。ただしクレールを買わせて減速させるためにイベントカードで攻撃する/されるというシチュエーションは良くあるので攻撃が無意味というわけでは無い。
3.は強力なそば仕えメイドやそば仕えを補助するメイドが存在するケースだ。何しろ序盤に庭園を4枚集めるのは結構なアドバンテージロスとなる。従ってそのロスを覆せるだけの強力なメイドやコンボが存在しなければ意味が無い。ただし他のプレーヤーも庭園を集めだすと途端に困った事となるのだが。
4.は明確なトップが存在する場合、2位以下のプレーヤーはトップを攻撃するか、自らが1位になるために点数を集めるかを迫られ、結果として1位以外のプレーヤーを攻撃する暇がなくなる事を意味する。ただし1位のプレーヤーからは攻撃される可能性もあるし、何より逆転してトップに立った途端に全員から攻撃される事となるので、立ち回りが難しい。
5.は特に「イベントカードなんて付けられた相手と付けた自分だけが損して、残りのプレーヤーが得をするだけだから無意味。」とか考えてるプレーヤーにありがちな話。そんなプレーヤーには残り3人で悪癖を付けてあげれば、途端に考え方が変わるのでオススメだ(笑)。インタラクション性の強いゲームでは往々にしてトップのプレーヤーを残りのプレーヤーが協力して蹴落とすというケースが存在する事を忘れてはならないのである。
そば仕え戦略はかなり強力だ。そのため他のプレーヤーからもマークされやすい。下手にリードしてしまうとイベントカードがすぐに飛んでくると覚悟するべきであり、(そば仕え戦略を実行する時は)常に他のプレーヤーからどう見られているかを意識しながらプレイする必要があるだろう。