2007年 02月06日(Tue) [長年日記]
_ [その他]ゲームというコミュニケーションツール
ロケット姉妹(仮) - みんなと同じゲームをプレイし、みんなと同じ感想を持つゲーマーが勝ち組経由で上のインタビューを読んでみた。
僕の経験からいっても、ゲームっていうのはゲームそのものを楽しむより、ゲームの体験を人と話すのが楽しいんです。
ロケット姉妹(仮)の人と同じ部分に反応しますが、ベクトルは違います。というのも、私の持論は「ゲームというのはすべからくコミュニケーションツールであるべし」というものだから。今の世相云々とか書いてありますが、ゲームっていうのは昔からそうだったと思うんですよね。ファミコンだって学校で友達とファミコンの話題でワイワイしゃべるのがどれほど楽しかったか。というかコンピューターゲームに限らず、サッカーとかでもそうじゃありません?
でも実は私はファミコンとか持ってませんでしたけどね。親が買ってくれなかったから。ドラクエ2とかは友人の家に通って遊んでたよ!w そんでもって他の友人から「金の鍵ってどこにあるの?」とか「ラゴスってどこにいるの?」って電話がかかってきたり。ウチの親は「何でウチにはファミコンが無いのにゲームの質問で電話してくるんだろう?」って本気で不思議がっていましたがw
とまあ今考えれば、ファミコン持ってないのにファミコンをコミュニケーションツールとして活用してたわけで。今アヴァロンや戦場の絆のようなアーケードゲームで遊んでるのも、家庭用ゲームよりはコミュニケーションツールとして使いやすいという側面は確かにありますしね。あとD-0なんかもそうかな?
でも勝ち組とかマイノリティって話はどうなんでしょ? 割とアーケードゲームなんてどれもマイノリティだと思ったりするんですが。会社とかで回りを見ても、家庭用ゲームで遊んでいる人は大勢いるけど、( 週に一回ぐらいの頻度で)ゲーセンに行く人なんて1割にも満たないし。マイノリティならマイノリティで低コストで集まれるのが今のネット時代のようにも思います。
ああ、でも普通の人がマイノリティの集まりを見つけるのは難しいのかなぁ? 2chとか行けば結構いろんなニーズに対応してそうだけど、2chって敷居が高いのかも? 私もほとんど2ch見ないし。後は自分でコミュニティを立ち上げるという手もあるけど。
はてブのコメントにもあったんですが、
マイナーゲームの攻略サイトでもつくると結構人が集まるものだよ。関係ないブログ作ってそこから誘導したりしたけど。
これはその通り。私の場合アヴァ研という良い実例が。アヴァロンの鍵なんて間違いなくマイノリティに属すると思いますが、アヴァ研でさえ一日に1000人以上が訪れてましたからね。
とはいえ一人で遊ぶのも否定はしませんけどね。世間の喧騒を忘れて一人で過ごしたいという時にゲームを利用するというのもありだと思うし。
まあ「勝ち組」などといった価値観の相対化を否定する概念に囚われる必要は無いんじゃない? という事で。